フランドル錠は分割すると徐放性が損なわれる可能性があるので、分割投与は避けてください。
フランドル錠は溶出時間の異なる顆粒を組み合わせて錠剤にした徐放錠です。分割すると徐放性の仕組みが損なわれ、一過性の血中濃度の上昇に伴って頭痛が発生しやすくなります。また、薬効持続時間が短くなるおそれがあります。
[参考資料]
フランドル錠20mg電子添文「14.2 薬剤服用時の注意」
フランドル錠20mgインタビューフォーム「I. 3. 製品の製剤学的特性」
2024年1月更新
フランドル錠は粉砕すると徐放性が損なわれるので、粉砕投与は避けてください。
フランドル錠は溶出時間の異なる顆粒を組み合わせて錠剤にした徐放錠です。粉砕すると徐放性の仕組みが損なわれ、一過性の血中濃度の上昇に伴って頭痛が発生しやすくなります。また、薬効持続時間が短くなるおそれがあります。
[参考資料]
フランドル錠20mg電子添文「14.2 薬剤服用時の注意」
フランドル錠20mgインタビューフォーム「I. 3. 製品の製剤学的特性」
2024年1月更新
フランドル錠を崩壊・懸濁すると徐放性が損なわれるので、お湯に懸濁して投与することは避けてください。
フランドル錠は溶出時間の異なる顆粒を組み合わせて錠剤にした徐放錠です。崩壊・懸濁すると徐放性の仕組みが損なわれ、一過性の血中濃度の上昇に伴って頭痛が発生しやすくなります。また、薬効持続時間が短くなるおそれがあります。
[参考資料]
フランドル錠20mg電子添文「14.2 薬剤服用時の注意」
フランドル錠20mgインタビューフォーム「I. 3. 製品の製剤学的特性」
2024年1月更新
適切な投与量は患者それぞれの病態により異なりますので、一概には換算できません。
以下の試験結果を参考にご検討ください。
狭心症患者(66例)を対象に実施した二重盲検交差比較試験の結果、フランドルテープ(硝酸イソソルビドテープ)40mg 1日1枚貼付とフランドル錠20mg 1回1錠1日2回投与で同等の抗狭心症効果が確認され、副作用においても差はみられませんでした。
[参考資料]
フランドルテープ40mgインタビューフォーム「V. 5. (4)検証的試験」
2024年1月更新
適切な投与量は患者それぞれの病態により異なりますので、一概には換算できません。
以下の試験結果を参考にご検討ください。
狭心症患者(206例)を対象に、アイトロール錠(一硝酸イソソルビド錠)20mg又はフランドル錠20mgを1回1錠1日2回、2週間投与した二重盲検群間比較試験の結果、アイトロール錠20mgはフランドル錠20mgと同等であると判断され、両剤の副作用発現率に有意な差は認められませんでした。
[参考資料]
アイトロール錠10mg・20mg電子添文「17.1.1 国内第III相試験」
2024年1月更新
いかなる条件においても併用は禁忌です。
フランドル錠を使用している患者では、狭心症あるいは心筋梗塞等の発作が突発的に起こる可能性があり、緊急に硝酸薬を必要とする可能性があります。
このため、投与間隔によらず、ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤の併用は避けてください。
[参考資料]
フランドル錠20mg電子添文「2. 禁忌」「10.1 併用禁忌(併用しないこと)」
2024年1月更新
両剤とも硝酸薬としての作用は同じですが、以下の点に違いがあります。
アイトロール錠10mg・20mg | フランドル錠20mg | |
---|---|---|
有効成分 | 一硝酸イソソルビド(ISMN) | 硝酸イソソルビド(ISDN) |
剤形 | 素錠 (有効成分自体に持続性がある) |
徐放錠 (溶出時間の異なる顆粒を組み合わせている) |
効能又は効果 | 狭心症 | 狭心症、心筋梗塞(急性期を除く)、その他の虚血性心疾患 |
用法及び用量 | 通常、成人には一硝酸イソソルビドとして1回20mg 1日2回を経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、効果不十分な場合には1回40mg 1日2回まで増量できる。
ただし、労作狭心症又は労作兼安静狭心症で発作回数及び運動耐容能の面で重症と判断された場合には1回40mg 1日2回を経口投与できる。 |
通常、成人に対し、1回1錠(硝酸イソソルビドとして20mg)を1日2回経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。 本剤はかまずに服用すること。 |
臨床効果 | 狭心症患者(206例)を対象に、アイトロール錠20mg又はフランドル錠20mgを1回1錠1日2回、2週間投与した二重盲検群間比較試験を実施した。その結果、アイトロール錠20mgはフランドル錠20mgと同等であると判断され、両剤の副作用発現率に有意な差は認められなかった。 |
[参考資料]
アイトロール錠10mg・20mg電子添文「3. 組成・性状」「4. 効能又は効果」「6. 用法及び用量」「17.1.1 国内第Ⅲ相試験」
フランドル錠20mg電子添文「3. 組成・性状」「4. 効能又は効果」「6. 用法及び用量」
アイトロール錠10mg・20mgインタビューフォーム「I. 1. 開発の経緯」
フランドル錠20mgインタビューフォーム「I. 3. 製品の製剤学的特性」
2024年1月更新