製品情報

ビソノテープの安全性

副作用

本態性高血圧症

総症例数789例中、副作用が報告されたのは233例(29.5%)であり、その主なものは、適用部位そう痒感56例(7.1%)、適用部位皮膚炎29例(3.7%)、適用部位紅斑17例(2.2%)等でした。また、主な臨床検査値異常変動は、血中トリグリセリド増加20例(2.5%)、ALT(GPT)の上昇13例(1.6%)、血中尿酸増加12例(1.5%)、好酸球百分率増加12例(1.5%)等でした。(本態性高血圧症の効能・効果承認時まで)

頻脈性心房細動

総症例数247例中、副作用が報告されたのは43例(17.4%)であり、その主なものは、適用部位皮膚炎9例(3.6%)、適用部位そう痒感6例(2.4%)、心不全3例(1.2%)等であった。また、臨床検査値異常変動が報告されたのは3例(1.2%)であり、肝機能検査値上昇2例(0.8%)、血小板数減少1例(0.4%)であった(頻脈性心房細動の効能・効果承認時まで)。

重大な副作用

重大な副作用として、 心不全 (0.6%)、 完全房室ブロック 高度徐脈 洞不全症候群 (いずれも頻度不明)があらわれることがあるので、心機能検査を定期的に行い、このような副作用が発現した場合には減量又は投与を中止するなどの適切な処置を行ってください。

その他の副作用

副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行ってください。


1%以上 1%未満 注1) 頻度不明 注2)
循環器 徐脈 房室ブロック、血圧低下、心室性期外収縮、動悸、胸痛 心房細動、心胸郭比増加
精神神経系 頭痛、傾眠、浮動性めまい、体位性めまい 頭重感、不眠、悪夢
消化器 悪心 嘔吐、胃部不快感、腹部不快感、食欲不振、下痢
肝臓 ALT(GPT)の上昇 AST(GOT)、LDH、 Al-P、ビリルビンの上昇 γ - G T P の上昇、肝腫大
腎臓・泌尿器 尿中蛋白陽性 クレアチニン、BUN の上昇 尿中ブドウ糖陽性、頻尿
呼吸器 呼吸困難 気管支痙攣
過敏症 発疹、皮膚そう痒感
霧視、涙液分泌減少
適用部位障害 (適用部位)皮膚炎、紅斑、そう痒感 (適用部位)疼痛、熱感、乾燥、湿疹、変色、びらん
その他 好酸球百分率増加、血中トリグリセリド増加、血中尿酸増加、CRP (C-反応性蛋白)増加 無力症、疲労、倦怠感、CK(CPK)の上昇、血中コレステロール増加、HDLコレステロール増加、LDLコレステロール増加、血中ブドウ糖増加 浮腫、気分不快感、四肢冷感、悪寒、しびれ感、糖尿病増悪

発現頻度は本態性高血圧症、頻脈性心房細動の承認時までの臨床試験結果を合算した。
注1)ビソプロロールフマル酸塩経口製剤の添付文書に記載されている副作用を参考に、本剤での臨床試験の副作用発現率が1 %未満の副作用を記載した。
注2)本剤の承認時までの臨床試験では発現していないが、ビソプロロールフマル酸塩経口製剤の添付文書に記載のある副作用を、頻度不明として記載した。


腎機能障害患者における薬物動態

腎機能正常及び腎機能軽度~高度低下高血圧症患者〔eGFR(mL/min/1.73m 2 正常:90以上、軽度低下:60~89、中等度低下:30~59、高度低下:15~29〕にビソノテープ8mgを7日間反復投与(1日1回24時間貼付)したとき、貼付7日目の血漿中ビソプロロール濃度は腎機能障害の重症度に伴って高い推移を示し、C max 及びAUC 24 は高い値を示し、T 1/2 は延長しました。

腎機能障害患者における血漿中ビソプロロール濃度の推移(貼付7日目)

ビソノテープ8mgを反復投与(1日1回24時間貼付)したときの血漿中ビソプロロール濃度の推移

試験方法

腎機能の正常な高血圧症患者及び腎機能障害を伴う高血圧症患者にビソノテープ8mgを1日1回、7日間貼付したときの薬物動態パラメータを検討した。(社内資料:腎機能別の薬物動態試験)

  • 9. 特定の背景を有する患者に関する注意 ―抜粋―
  • 9.2 腎機能障害患者
  • 低用量から投与を開始することを考慮すること。薬物の排泄遅延により血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。[16.6.1参照]

健康高齢者及び非高齢者における薬物動態(反復投与)

健康高齢者9例及び健康非高齢者10例にビソノテープ8mgを14日間反復投与したとき、血漿中ビソプロロール濃度推移は高齢者でやや高いものの高齢者と非高齢者で同様の推移を示し、いずれも投与4日で定常状態に達しました。投与14日目のC max 及びAUC 24 の非高齢者に対する高齢者の比は、1.1419及び1.2310でした。

ビソノテープ8mgを反復投与(1日1回24時間貼付)したときの血漿中ビソプロロール濃度の推移

ビソノテープ8mgを反復投与(1日1回24時間貼付)したときの血漿中ビソプロロール濃度の推移

試験方法

健康高齢者(65歳以上)及び健康非高齢者(20歳以上35歳以下)にビソノテープ8mgを1日1回、14日間貼付したときの薬物動態パラメータを検討した。(社内資料:薬物動態試験:反復投与)

  • 9. 特定の背景を有する患者に関する注意 ―抜粋―
  • 9.8 高齢者
  • 9.8.1 少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に過度の降圧は好ましくないとされている。また、脳梗塞等がおこるおそれがある。
  • 9.8.2 徐脈等の心拍数・心リズム障害があらわれやすいので、このような症状があらわれた場合には減量又は投与を中止すること。なお、休薬を要する場合は、徐々に減量する。[8.2参照]

本剤の詳細は電子添文等DI をご参照ください。

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