心筋 力・収縮速度関係〈force-velocity relationship〉

心筋の張力(収縮力)と収縮速度との間には一定の関係があり、一般には無負荷すなわち張力0のときに最も収縮速度が速く、負荷の増加に従い収縮速度は遅くなる。生理的サルコメア長の範囲内では収縮速度はほとんど変化しないが、カテコラミンの存在は張力・収縮速度の双方に対して増加させる方向に働く。力・収縮速度関係曲線は、心筋の受動的粘弾性特性のため双曲線状を呈し、速い収縮では粘弾性変形に大きな力が必要となるために心筋外部への力は小さく、逆に遅い収縮では粘弾性変形力が小さいために心筋外部から評価された見かけの収縮力が大きくなると理解される。