適正使用情報

2.経皮吸収型製剤の構造

大きく分けて、マトリックス型とリザーバー型があります。

1 マトリックス型

  • 半固形または固形の薬物含有層(マトリックス)が薬物の拡散性を調整することで、薬物の放出を制御しています。
  • 製剤構造が単純で、薬物の過量放出の可能性が低く、面積による用量調整が容易で、皮膚への追随性が良いです。
マトリックス型

岩男 美宏, 南 邦弘. 日本ゴム協会誌, 87(10): 422-427,(2014)

2 リザーバー型

  • 液状またはゲル状の薬物含有層が、支持体と放出制御膜で覆われた貯留層(リザーバー)となっており、リザーバーに含まれる薬物は放出制御膜により制御されます。
リザーバー型

岩男 美宏, 南 邦弘. 日本ゴム協会誌, 87(10): 422-427,(2014)

ビソノ ® テープ/フランドル ® テープの場合

トーアエイヨーの「ビソノ ® テープ」、「フランドル ® テープ」はマトリックス型の特徴である面積による用量調整が容易、皮膚の追随性が良い点等を考慮し、共にマトリックス型を採用しました。

■ ビソノ ® テープの構造

ビソノテープは支持体、薬物含有粘着層、ライナーの3層から構成されています。薬物成分のビソプロロールは薬物含有粘着層に含まれており、この層から皮膚に吸収されることで効果を示します。

ビソノテープの構造

■ フランドル ® テープの構造

結晶レジボア ® システムを採用しています。このシステムは、ISDN分子を粘着剤層に溶解させるとともにその結晶を貯留層として分散・共存させ、皮膚に吸収されたISDN分子を順次結晶から補給することによって、粘着剤と皮膚接触表面のISDN濃度を長時間一定に保つように設計されています。
また、粘着剤は薬物自体や粘着特性等の保存安定性を考慮しアクリル系粘着剤を選択しています。

フランドルテープの構造

大塚 三郎ほか, 日東技報, 31(2): 112-115, (1993)
本研究はトーアエイヨー株式会社の支援により行われた


本剤の詳細は電子添文等DI をご参照ください。

ページトップへ