リアノジン受容体〈ryanodine receptor;RyR〉

横紋筋小胞体の終末槽部分に存在する膜蛋白質。分子量400kDa以上の膜蛋白質が単一分子4量体を形成し、T管膜の脱分極に際し終末槽内腔からCa2+を遊離させる(Ca2+誘導性Ca2+遊離、Ca2+ induced Ca2+ release;CICR)。精製RyRの膜外部分は形態学的に観察される‘foot’構造と同一である。この蛋白質は、大きなコンダクタンスをもつ非特異的陽イオンチャネルであるが、細胞条件下ではCa2+チャネルとして作用し、μMオーダーのCa2+、アデニンヌクレオチド、カフェインなどで活性化され、Mg、ルテニウムレッドなどで阻害される。また、低濃度の植物アルカロイドであるリアノジンによりチャネルが開口状態に固定されることから、リアノジン受容体と呼ばれている。遺伝子クローニングにより、哺乳動物には別々の遺伝子にコードされる1型/骨格筋型(RyR-1)、2型/心筋型(RyR-2)、3型/脳型(RyR-3)と呼ばれる3種類のRyRサブタイプが存在するが、活性制御因子に対するおのおのの感受性には違いがある。FKBP12と呼ばれる分子は免疫抑制剤であるFK506と結合する蛋白質であるが、RyRおよびイノシトール(1,4,5)三リン酸(IP3)レセプターと強く結合しており、RyR-1に対しては、チャネル整流作用と安定化作用を有している。

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