低心拍出症候群〈low output syndrome〉

生命存続に最低限必要な安静時の血液供給は保たれているが、労作時に増加する需要にみあう血液供給ができないために、臓器機能低下に基づく一連の症状を呈した状態。全身倦怠感、めまい、頭痛、四肢冷感、チアノーゼなどの全身症状を認める。消化器系への血流量低下により嘔気、嘔吐、腹部膨満感などの消化器症状がはじめ食後に生じるが、心拍出量低下が進行増悪すると食事に関係なく症状を呈するようになる。そのほか、腎機能低下、肝機能障害なども出現する。骨格筋では、易疲労性から始まり筋萎縮にまで及ぶことも珍しくない。以上をまとめると、低心拍出症候群は、心臓からの血液供給低下により生じる全身臓器の低酸素、低栄養状態であり、それに伴い多様な症状を呈する症候群といえる。本症状を呈する疾患は、弁膜症、心筋梗塞、心筋症など心機能を低下させるすべての疾患である。

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