突然死〈sudden death〉

突然死の定義はさまざまで、いまだ統一した定義がないのが現状である。たとえば、American Heart Association(AHA)とInternational Society of Cardiology(ISC)の合同委員会の定義では、「急性症状、徴候の出現直後から24時間以内の死亡」となってはいるが、時間の定義はあいまいで1時間以内とする場合や24時間、あるいは文献によっては時間の規定のないものもある。しかしながら、共通した内容としては、発症から死に至るまでの時間が急速であり長くても24時間以内とすることが多く、また予期しない死であることが重要である。つまり、死刑、自殺、殺人、事故死などは含まれない。

少なくとも24時間以内に死が訪れる原因疾患としては、心臓性突然死がその中心を占める。あらゆる心疾患(肥大型心筋症、拡張型心筋症、弁膜症、奇形、不整脈)が突然死を生じる危険を秘めているが、特に虚血性心疾患によるものが多く、なかでも心筋梗塞がその中心となる。陳旧性心筋梗塞患者の突然死であればある程度予測がつくが、急性心筋梗塞による突然死の場合、その診断がついていないケースも十分に考えられ、突然死の4分の3が心臓由来といわれているがそれ以上を占める可能性もある(図)。心臓性突然死発生の日内ピークは午前7時から11時といわれ、心筋梗塞の発症ピークと一致することからも、心臓性突然死に占める心筋梗塞の重要性が示唆される。

本邦における突然死の内訳

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