アルコール性心筋症〈alcoholic cardiomyopathy〉

長期の大量飲酒によりうっ血性心不全(心室の拡張、壁運動低下)をきたしたもので、拡張型心筋症様の病像をとる。アルコールによる細胞膜・ミトコンドリア障害、心筋虚血(心筋内小動脈以下のものも含む)、交感神経刺激、電解質異常、免疫異常などによるものが考えられている。

症状は呼吸困難、易疲労感、咳、浮腫、動悸などで、胸部X線上に心拡大を認め、心電図にてQT延長、心房細動、洞性頻拍を認める。心エコー図上、左房・左室拡大、左室壁運動の低下を認める。心筋生検にて心筋細胞の肥大・変性・線維化を認めるが、拡張型心筋症よりは軽度である。

治療は完全断酒が第一である。心不全の治療として利尿薬、ジギタリス、β遮断薬などを用いることがある。

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