心筋梗塞後症候群(Dressler症候群)〈postinfarction syndrome(Dressler's syndrome、ドレスラー症候群)〉

Dressler症候群は急性心筋梗塞後の2~4%に発症すると推定されている。本症は発生2~10週で認められる心外膜炎を主徴とし、肺浸潤(62%)、胸膜炎(68%)、発熱、白血球および好酸球増加などの所見が認められる。梗塞後のアレルギーが原因と考えられているが、心嚢液には好中球が多く含まれていること、抗凝固薬を使用している症例に多く認められること、およびステロイドに対する反応が特異的でないことより否定的な意見もある。急性心筋梗塞の経過中に認められる心外膜炎で、発症時期、好酸球増多、心電図上ST上昇、抗心筋抗体陽性で肺浸潤などが伴えば、本症と診断される。非ステロイド系消炎薬、ステロイドで治療される。本症が認められた場合には、心外膜に出血を助長する可能性のある抗凝固薬、抗血小板薬は中止すべきである。

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