実践!心電図ポイント解説
実践!心電図ポイント解説【問1-解説】79歳男性
79歳男性。21年前より高血圧のため近医にて内服薬治療を受けている。
数か月前より時々、脈拍の不整を自覚しており、最近は数秒から数十分間続く動悸を自覚するようになっていた。
今回受診時は特に自覚症状を認めていない。12誘導心電図を示す。
正しいのはどれか?
- a. 心室期外収縮
- b. 心室頻拍
- c. 心房細動
- d. 心房頻拍
- e. 心房期外収縮
e 心房期外収縮
基本調律は心拍数60/分の正常洞調律。
向かって左から4拍目のQRS波はそれまでのRR間隔周期よりも早期に出現しており、先行する心房波(先行T波に重なる心房波)でやや異なったQRS波形態(不完全右脚ブロック様の変更伝導)を伴う心房期外収縮である。
この心房期外収縮を挟んだPP間隔は、先行する洞周期間隔の2倍より短い非代償性休止期を呈しており、これも心房期外収縮を支持する所見である。
心房期外収縮は心房細動に移行することがあり、高齢者また高血圧患者など心房細動発生リスクの高い症例では特に気を付ける必要がある。
この症例の自覚症状からも発作性心房細動の合併を強く意識し、心臓超音波検査などの心臓の機能的また形態的評価とともに、長時間モニター心電図による評価など心房細動の存在(検出)に注意してフォローすることが勧められる。
向かって左から4拍目のQRS波はそれまでのRR間隔周期よりも早期に出現しており、先行する心房波(先行T波に重なる心房波)でやや異なったQRS波形態(不完全右脚ブロック様の変更伝導)を伴う心房期外収縮である。
この心房期外収縮を挟んだPP間隔は、先行する洞周期間隔の2倍より短い非代償性休止期を呈しており、これも心房期外収縮を支持する所見である。
心房期外収縮は心房細動に移行することがあり、高齢者また高血圧患者など心房細動発生リスクの高い症例では特に気を付ける必要がある。
この症例の自覚症状からも発作性心房細動の合併を強く意識し、心臓超音波検査などの心臓の機能的また形態的評価とともに、長時間モニター心電図による評価など心房細動の存在(検出)に注意してフォローすることが勧められる。

