経皮吸収型製剤の特徴は、薬物が緩やかに吸収されることで徐々に血中濃度が上昇し、一定の血中濃度が維持されます。
ビソノ®テープはビソプロロールフマル酸塩経口製剤に比べて血漿中ビソプロロール濃度の立ち上がりが緩やかで、24時間にわたり持続した血漿中濃度を示し、同程度のAUC∞を示しました。
【試験方法】
20~35歳の健康成人男子に、ビソノ®テープ8mgを胸部に24時間単回貼付またはビソプロロールフマル酸塩錠5mgを単回投与した時の薬物動態について検討した。
社内資料:経口製剤との薬物動態試験
フランドル®テープはフランドル®錠*に比べ血漿中ISDN(硝酸イソソルビド)濃度の立ち上がりが穏やかで、24時間~48時間にわたり持続した血漿中濃度を示しました。
24時間後のISDN濃度はフランドル®錠の12時間後の約2倍でした。
フランドル®テープ(ISDN40mg)貼付および、フランドル®錠20mg経口投与後ISDNの血漿中濃度推移 (n=6、平均±S.E.)
TY:ISDN40mg/FRD:フランドル®錠
* フランドル®錠の用法・用量
1回1錠(硝酸イソソルビドとして20mg)を1日2回経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。本剤はかまずに服用すること。
【試験方法】
健康成人男子6名に対し、フランドル®テープを1枚(ISDNとして40mg)胸部に24時間および48時間貼付したときの血漿中濃度について検討した。
山田和生ほか. Geriat.Med.20(10):1713-1732,(1982)
本研究はトーアエイヨー株式会社の支援により行われた
各製品の詳細につきましては、各製品添付文書をご参照ください。
「禁忌を含む使用上の注意」等につきましては、製品情報ページより添付文書等をご参照ください。
【試験方法】
20~35歳の健康成人男子に、ビソノ®テープ8mgを胸部に24時間単回貼付またはビソプロールフマル酸塩錠5mgを単回投与した時の薬物動態について検討した。
承認時評価資料:薬物動態試験成績(単回投与)
TY:ISDN40mg/FRD:フランドル®錠
【試験方法】
健康成人男子6名に対し、フランドル®テープを1枚(ISDNとして40mg)胸部に24時間および48時間貼付したときの血漿中濃度について検討した。
承認時評価資料:山田和生ほか. Geriat.Med.20(10):1713-1732,(1982)