非対称性中隔肥大〈asymmetric septal hypertrophy;ASH〉

肥大型心筋症に特徴的な心エコー図所見で、Mモード像での拡張末期の心室中隔壁厚/左室後壁壁厚が1.3以上のものをいう。肥大型心筋症以外に高血圧や右室負荷疾患でも時に認められるが、心室中隔壁厚/左室後壁壁厚が1.5以上となることは比較的まれで、この所見があると肥大型心筋症の可能性が高い。S字状心室中隔でも心エコー図上ASH様にみえることがあり、またMモード像では、ビームが斜めに横切ると壁厚を過大評価することがあり、断層法で確認、または併用し多方向からの観察を行う必要がある。