心不全〈heart failure〉

心臓は、臓器・組織が必要とする十分量の血液を送り出すポンプとしての役割を果たしている。心ポンプ機能は前負荷、後負荷、収縮性および心拍数の四大因子によって規定され、これらの因子は相互に関連し合って作動し、急性または慢性負荷に対応できるように維持されている。

心ポンプ機能不全の原因

心不全とは、心臓疾患(表)に起因する心筋障害によって心臓のポンプ機能が低下し(心ポンプ失調)、臓器・組織の酸素需要量に必要な血液量を十分に供給できない状態と定義される。その結果、基礎心疾患に関係なく共通した症状(たとえば呼吸困難、肺ラ音、頸静脈怒張、肝脾腫、胸水、腹水、浮腫、乏尿、体重増加、チアノーゼなど)が出現する。不全心では、①心肥大、②Frank-Starling機序、③神経体液性因子の活発化、などの代償機構が作動することにより負荷に対して適応しているが、過剰な負荷によりその適応機構が破綻するとうっ血性心不全に陥る(図)。

心不全

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