Syndrome X〈シンドロームX〉

太い冠動脈は正常かまたは軽度の動脈硬化性変化を示すのみで、攣縮を認めないにもかかわらず、主として労作時に狭心痛を生じる病態があり、Syndrome Xあるいはcardiac Syndrome Xと呼ばれる。安静時の心電図は正常の場合が多いが、運動負荷試験や種々のストレス試験を行うと負荷量に応じST低下をきたし、冠動脈の器質的狭窄に基づく通常の狭心症に類似した所見を示す。ジピリダモールを投与し冠抵抗血管を拡張させて冠血流の増加度(冠血流予備能)を調べると、Syndrome X例では低下していることがわかり、微小血管、特にprearterioleレベルの拡張障害が本症の病因と考えられている。この疾患群はたとえ心電図で虚血様の所見を示したとしても、冠動脈に狭窄性病変をもつ患者に比べて予後良好であることが知られている。

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