適正使用情報
Torsades de pointes(TdP)の予防・処置
TdPの予防
- ① 低用量の初期投与量から始める。
- ② 低K血症に注意し、血清K値を4.5mEq/L前後に保つ。5)
- ③ 心電図モニターあるいは12誘導心電図でQT=500msec、あるいはQTc=550msec以上に延長した場合は減量ないしは中止を考慮する。
- ④ 同一の点滴量を投与していても、突然にTdPが出現することがあるので、心電図モニターの監視を継続する。
- ⑤ 徐脈(60/分以下)、心室期外収縮(PVC)の多発、T波形の変化やQTcが顕著に延長(QTc>600msec)した場合は、速やかに中止する。5)
- ⑥ 人工ペーシングが可能な症例では、心拍数70~80/分を維持する。
TdPの処置
- TdPが発生した場合は、直ちに投与を中止する。
- MgSO4(硫酸マグネシウム)の静注(0.5~1.0g;5分間以上かけて緩徐に静注)や、一時的に行う人工ペーシング(70~80/分)などが有効である。5)6)
- 5)Kurita T, et al: PACE, 20(3), 695(1997)
- 6)栗田隆志: Torsade de pointesの対処法, 心臓病 専門医にきく最新の臨床, 74-76(中外医学社, 1998)
栗田隆志, 他: 心電図, 29(1), 10(2009)
シンビット静注用50mgの重要な基本的注意(抜粋)
- 8.重要な基本的注意
- 8.2 本剤の投与中は必ず心電図の連続監視と臨床症状の観察等を行うこと。特に、過度のQT時間の延長が認められた場合(0.6秒を超える場合)には、直ちに減量するか又は投与を中止すること。[7.1、13.1、13.2参照]
シンビット静注用50mgの過量投与
- 13.過量投与
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13.1 症状
QT時間の過度の延長、心拍数の低下又は洞停止が出現するおそれがある。また、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)、心室細動等の催不整脈作用が発現する場合がある。[7.1、8.2参照] -
13.2 処置
異常が認められた場合には、直ちに減量又は投与を中止するとともに心電図等で経過観察を十分に行うこと。また、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)、心室細動等の催不整脈作用が発現した場合は、直ちにリドカイン、硫酸マグネシウムの静注、直流通電等適切な処置を行うこと。[7.1、8.2参照]
「効能又は効果」、「用法及び用量」、「警告・禁忌を含む注意事項等情報」等の詳細は電子添文等DIをご参照ください。

