循環器用語ハンドブック

Aschner(眼球圧迫)法〈Aschner's test〉

被検者に閉眼してもらい、片方または両方の眼球を眼瞼の上から圧迫する方法。眼球に分布する三叉神経第1枝を介して、迷走神経が興奮する。自律神経機能異常の有無についての検査や、発作性上室性頻拍の治療に用いられることがある。この手技により脈拍は減少するが、脈拍数減少の程度が10~19/分で(+)、20~29/分で(++)、30/分以上で(+++)、嘔吐や数秒間の心停止があれば(++++)としている。眼球圧迫が強すぎたり眼球迷走神経反射が亢進していると、心停止をきたしたり失神発作を誘発したりするので、手技の施行にあたっては注意が必要である。緑内障では禁忌となる。

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