循環器用語ハンドブック

駆出性[収縮期]雑音〈ejection[systolic]murmur〉/機能性[収縮期]雑音〈functional[systolic]murmur〉

駆出性収縮期雑音はⅠ音から離れて始まり、Ⅱ音の直前までに終わる雑音である。この雑音の中には明らかな心血管疾患が存在しないで発生する機能性雑音があり、無害性雑音とも呼ばれる。左第2ないし第3肋間で認められる漸増、漸減型のダイヤモンド型雑音であり、そのピークは収縮期前半にあるのを特徴とする(図)。学童では通常的にみられ、また貧血や甲状腺機能亢進症例にも聴取される。

駆出性雑音の性格とタイプ

一方、病的な器質的駆出性収縮期雑音の代表に狭窄性雑音があり、雑音の持続が長くそのピークが収縮中期に近づくか、それより後方にくるのが特徴である(図)。肥大型閉塞性心筋症、大動脈弁や肺動脈弁狭窄症に出現する。

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