よくあるご質問

メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」

ご利用にあたっての注意

「よくあるご質問」は、よくいただくご質問とその回答を医療関係者向けにまとめたものです。
掲載している情報は、製品の適正使用に関する参考情報であり、全ての事例にあてはまるものではありません。
また、承認外の情報(用法・用量、効能・効果、剤形など)を含む場合がありますが、当社として推奨するものではありません。
製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認ください。
当サイトのご利用条件もご確認をお願い致します。
ご不明な点やその他のご質問は、お問い合わせ窓口又は担当MRまでお問い合わせください。

製剤

  • Q無包装状態での安定性を教えてください。

    無包装状態での安定性は以下のとおりです。
    なお、無包装状態での品質の保証や保存の推奨をするものではありませんので、ご了承ください。

    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」は、湿度により硬度の低下(硬度変化30%以上)が認められましたが2.0kgf以上を維持しました。その他の試験項目及び保存条件において変化は認められず規格に適合しました。
    メトホルミン塩酸塩錠500mgMT「TE」は全ての試験項目及び保存条件において変化は認められず規格に適合しました。

    表1. メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」無包装状態での安定性試験

    試験項目 開始時 温度 湿度
    40℃(ガラス瓶(密栓))、3ヵ月 30℃ 75%RH(ガラスシャーレ(開放))、3ヵ月 D65蛍光ランプ照射(ガラスシャーレ(蓋あり))、120万lx・hr
    性状 注1 注1 注1 注1
    溶出性(45分間の溶出率(%)) 97.4 98.8 99.5 98.9
    含量(表示量に対する(%)) 101.1 98.5 99.0 99.1
    硬度(kgf)
    (変化率(%))
    18.2
    (-)
    19.0
    (4.4)
    12.7
    (-30.2)
    18.0
    (1.1)

    1ロット3回測定の平均値
    注1:割線を有する白色~帯黄白色の円形のフィルムコーティング錠であった。

    表2. メトホルミン塩酸塩錠500mgMT「TE」無包装状態での安定性試験

    試験項目 開始時 温度 湿度
    40℃(ガラス瓶(密栓))、3ヵ月 30℃ 75%RH(ガラスシャーレ(開放))、3ヵ月 D65蛍光ランプ照射(ガラスシャーレ(蓋あり))、120万lx・hr
    性状 注2 注2 注2 注2
    溶出性(45分間の溶出率(%)) 98.7 98.2 99.2 98.6
    含量(表示量に対する(%)) 99.2 100.2 98.9 99.5
    硬度(kgf)
    (変化率(%))
    23.9
    (-)
    25.1
    (5.0)
    17.9
    (-25.1)
    24.1
    (0.8)

    1ロット3回測定の平均値
    注2:割線を有する微黄色の楕円形のフィルムコーティング錠であった。

    [参考資料]
    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」インタビューフォーム「IV. 6. 製剤の各種条件下における安定性」

    2026年6月更新

  • Qオルメサルタン メドキソミル製剤と一包化した場合、どのような変色が起こるのですか。

    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」とオルメサルタン メドキソミル製剤を一包化して高温高湿度の条件下に保存した場合、メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」の錠剤表面がうすい赤色に変色することがあります。

    一包化による配合変化試験
    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」とオルメサルタン メドキソミル製剤を一包化して高温高湿度条件下に保存した場合の配合変化について検討しました。

    <試験条件>
     試験製剤:ポリセロ紙で以下のように分包
      メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」とオルメテック錠20mgを各2錠
      メトホルミン塩酸塩錠500mgMT「TE」とオルメテック錠20mgを各2錠
     保存条件:40℃ 75%RH、暗所
     保存期間:28日
     試験項目:性状
     試験期間:2014年10月~2015年1月

    <結果>
    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」は保存7日後に錠剤表面がごくうすい赤色になり、28日後にはうすい赤色への変色が確認されました。
    メトホルミン塩酸塩錠500mgMT「TE」は保存2日後に割線部がごくうすい黄赤色になり、28日後には錠剤表面のうすい黄赤色への変色が確認されました。

    表1. メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」のオルメテック錠との一包化による性状変化

    開始時 1日 2日 3日 7日 14日 28日
    割線を有する白色の円形のフィルムコーティング錠 ± ±

    -:変化なし ±:ごくうすい赤色に変化 +:うすい赤色に変化

    表2. メトホルミン塩酸塩錠500mgMT「TE」のオルメテック錠との一包化による性状変化

    開始時 1日 2日 3日 7日 14日 28日
    割線を有する微黄色の楕円形のフィルムコーティング錠 ± ± ± ±

    -:変化なし ±:割線部のみ、ごくうすい黄赤色に変化 +:うすい黄赤色に変化

    [参考資料]
    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」電子添文「14.1 薬剤調製時の注意」
    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」インタビューフォーム「IV. 8. 他剤との配合変化」
    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」一包化による配合変化

    2026年6月更新

  • Q分割した時の安定性を教えてください。

    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」には割線が入っているので、分割することは可能です。
    ただし、メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」を分割して投与した場合の体内動態、有効性及び安全性を検討した試験は実施しておりません。
    また、メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」は有効成分の塩辛い味をマスクするためにフィルムコーティングしているので、分割した断面は塩辛い味がする可能性があります。

    以下は、分割時の参考情報です。
    分割後の無包装状態での品質の保証や保存の推奨をするものではありませんので、ご了承ください。

    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」を割線に沿って分割し、ガラス瓶(開放)で40℃ 75%RHの条件にて3ヵ月間保存した場合、開始時と比べて変化は認められませんでした。

    表. メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」分割後の安定性試験
    保存条件:40℃ 75%RH 包装状態:ガラス瓶(開放)

    製剤 試験項目 保存期間
    開始時 1ヵ月 3ヵ月
    250mg錠 性状 注1 注1 注1
    溶出性(45分間の溶出率(%)) 97.8 97.1 99.9
    含量(表示量に対する(%)) 100.0 100.8 100.1
    500mg錠 性状 注2 注2 注2
    溶出性(45分間の溶出率(%)) 97.6 99.3 95.9
    含量(表示量に対する(%)) 100.1 99.5 100.9

    溶出性は1ロット1回の測定値、含量は1ロット3回測定の平均値
    注1:白色の円形のフィルムコーティング錠の半割分で、断面は白色であった。
    注2:微黄色の楕円形のフィルムコーティング錠の半割分で、断面は白色であった。

    [参考資料]
    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」インタビューフォーム「IV. 6. 製剤の各種条件下における安定性」

    2026年6月更新

  • Q粉砕後の安定性を教えてください。

    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」は錠剤として承認されているため、粉砕投与は承認された用法外でありお勧めできません。
    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」を粉砕投与した場合の体内動態、有効性及び安全性を検討した試験は実施しておりません。
    また、粉砕するとフィルムコーティングが破壊され、有効成分の塩辛い味がする可能性があります。

    参考情報として、メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」を粉砕した場合の安定性試験を実施しており、結果をインタビューフォームに掲載しています。

    [参考資料]
    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」インタビューフォーム「XIII. 1. (1)粉砕」

    2026年6月更新

  • Q崩壊・懸濁性及び経管チューブの通過性を教えてください。

    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」は錠剤として承認されているため、お湯に懸濁して投与することは承認された用法外でありお勧めできません。
    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」をお湯に懸濁して投与した場合の体内動態、有効性及び安全性を検討した試験は実施しておりません。
    また、お湯で懸濁することによる、未知物質の生成、生体内への影響等の十分な検証はしておりません。

    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」は経口摂取が困難な患者に対して禁忌です。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)(抜粋)
    2.1 次に示す患者[乳酸アシドーシスを起こしやすい。]
    ・脱水症の患者又は脱水状態が懸念される患者(下痢、嘔吐等の胃腸障害のある患者、経口摂取が困難な患者等)

    参考情報として、メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」の崩壊・懸濁性及び経管チューブの通過性を確認しており、結果をインタビューフォームに掲載しています。

    [参考資料]
    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」電子添文「2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)2.1」
    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」インタビューフォーム「XIII. 1. (2)崩壊・懸濁性及び経管投与チューブの通過性」

    2026年6月更新

特定の背景を有する患者

  • Q腎機能障害患者又は透析患者への投与について教えてください。

    腎機能障害のある患者では、腎臓におけるメトホルミンの排泄が減少し、メトホルミンの血中濃度が上昇するため、乳酸アシドーシス等の発現リスクが高くなる可能性があります。

    ○重度の腎機能障害(eGFR 30mL/min/1.73m2未満)のある患者又は透析患者(腹膜透析を含む)
    乳酸アシドーシスを起こしやすいため禁忌です。

    ○中等度の腎機能障害のある患者(eGFR 30mL/min/1.73m2以上60mL/min/1.73m2未満)
    以下の点に注意してください。特に、eGFRが30mL/min/1.73m2以上45mL/min/1.73m2未満の患者には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与してください。
    ・投与は、少量より開始すること。
    ・投与中は、より頻回に腎機能(eGFR等)を確認するなど慎重に経過を観察し、投与の適否及び投与量の調節を検討すること。
    ・効果不十分な場合は、メトホルミン塩酸塩として1日最高投与量を下表の目安まで増量することができるが、効果を観察しながら徐々に増量すること。また、投与にあたっては、1日量を1日2~3回分割投与すること。

    中等度の腎機能障害のある患者における1日最高投与量の目安
    推算糸球体濾過量(eGFR)(mL/min/1.73m2 1日最高投与量の目安
    45≦eGFR<60 1,500mg
    30≦eGFR<45 750mg

    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」の投与開始前及びその後も投与中は定期的に、腎機能(eGFR等)を確認するとともに、患者の状態に十分注意して投与の適否及び投与量の調節を検討してください。なお、高齢者等、特に慎重な経過観察が必要な場合には、より頻回に確認してください。

    ○腎機能障害患者の薬物動態(外国人データ)
    腎機能正常者(クレアチニンクリアランス:>90mL/min)、軽度(クレアチニンクリアランス:61~90mL/min)及び中等度(クレアチニンクリアランス:31~60mL/min)の腎機能障害者にメトホルミン塩酸塩850mgを空腹時に単回経口投与したときの薬物動態パラメータは下表のとおりでした。

    Cmax(µg/mL) AUC0-∞(µg・hr/mL) T1/2(hr) CLR(mL/min)
    腎機能正常者(3例) 1.64±0.50 11.22±3.19 11.2±5.2 394.7±83.8
    軽度腎機能障害者(5例) 1.86±0.52 13.22±2.00 17.3±21.2 383.6±122.3
    中等度腎機能障害者(4例) 4.12±1.83 58.30±36.58 16.2±7.6 108.3±57.2

    平均値±標準偏差
    CLR:腎クリアランス

    [参考資料]
    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」電子添文「2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)2.1」「7. 用法及び用量に関連する注意」「8. 重要な基本的注意8.1」「9.2 腎機能障害患者」「16.6.1 腎機能障害患者」

    2026年6月更新

  • Q肝機能障害患者への投与について教えてください。

    肝機能障害のある患者では肝臓における乳酸の代謝能が低下し、乳酸アシドーシスを起こしやすくなるため、重度の肝機能障害のある患者は禁忌です。
    軽度~中等度の肝機能障害のある患者に投与する場合には、定期的に肝機能を確認するなど慎重に投与してください。
    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」の投与開始前及びその後も投与中は定期的に肝機能を確認するとともに、患者の状態に十分注意して投与の適否及び投与量の調節を検討してください。なお、高齢者等、特に慎重な経過観察が必要な場合には、より頻回に確認してください。

    [参考資料]
    メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」・500mgMT「TE」電子添文「1. 警告1.2」「2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1」「8. 重要な基本的注意8.1」「9.3 肝機能障害患者」

    2026年6月更新

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その他

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