循環器用語ハンドブック

経皮的血管形成術〈percutaneous transluminal angioplasty;PTA〉

末梢動脈狭窄、閉塞に対する治療法の1つ。外科的バイパス手術に比し低侵襲な治療方法として普及している。透視下で病変部をワイヤー通過させた後、バルーンを挿入し圧をかけて開大する。この間、造影で確認しながら手技を進めていく。バルーンでは、動脈解離の危険性が高いと判断されたときは粥腫切除術(atherectomy)を行う場合もある。また、完全閉塞例では血栓溶解薬(ウロキナーゼ)投与を併用することが多い。残存狭窄に対してステントの留置も行われており、本邦でも1997年よりPalmaz stentが使用可能となった。

PTAの初期成功率は85~95%と良好である。適応は限局性の狭窄病変または閉塞病変とされ、びまん性病変や長距離閉塞に対してはその成功率、再狭窄の点から外科的バイパス術が行われる。血管形成術は、閉塞性動脈硬化症の腸骨動脈や下肢動脈に対して行われることが多いが、腎血管性高血圧に対しても腎動脈形成術が第1選択として同様に行われている。

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