循環器用語ハンドブック

DeBakey(ドベーキー)分類〈DeBakey's classification〉

大動脈解離は、大動脈内膜に生じた亀裂(エントリー)から血液が流入し、中膜部分が解離した状態である。①発症時期による分類、②解離範囲による分類、③偽腔血流の状態による分類、などにより分類可能である。

②の解離範囲による分類は主に臨床的病型分類として用いられDeBakey分類(図)やStanford分類が一般的である。

DeBakey分類

上行大動脈に解離がある症例に急性期重篤例や急変例が多いため、手術適応の有無や手術術式決定などの際には本分類が有用であるとされている。

Ⅰ型は内膜亀裂が上行大動脈に始まり、上行大動脈~下行大動脈~腹部大動脈にまで広範囲に解離が及ぶタイプであり、Ⅱ型は内膜亀裂が上行大動脈に始まり、上行大動脈に解離が限局するタイプである。Ⅲ型はa型とb型に分類され、Ⅲa型は内膜亀裂が弓部大動脈遠位部に始まり、解離が下行大動脈に限局するタイプ、Ⅲb型は内膜亀裂が弓部大動脈遠位部に始まり解離が下行大動脈~腹部大動脈に及ぶタイプである。

原則的に、Ⅰ型~Ⅱ型は手術適応である。

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