循環器用語ハンドブック
ノルアドレナリン(=ノルエピネフリン)〈noradrenaline;NA(=norepinephrine)〉
カテコラミンの中でもノルアドレナリンは、末梢血管収縮作用が強く、皮膚、粘膜血管収縮、筋、内臓血管収縮、血圧上昇作用を示し、交感神経の神経終末より放出される。放出されたノルアドレナリンは、αとβを介してその作用を発現する。ノルアドレナリンの正常値は血中で0.06~0.50μg/mL、尿中で20~120μg/day(HPLC法)である。臨床ではその強力な昇圧作用のため、ショック、重症心不全時に緊急避難的に用いるが、心筋酸素消費量の増加や、催不整脈作用のため注意が必要である。

