カテーテル治療法(冠動脈形成術)

ステント療法

  • (1) 狭窄部

    心筋梗塞を起こした人の冠動脈です。冠動脈の○部分に、高度な狭窄がみられます。

  • (2) カテーテル挿入

    ステントのついたカテーテルを、血管が狭くなっている部分まで挿入します。

  • ↓
  • (3) バルーン拡張中

    バルーンを膨らませ、ステントを押し広げて血管を拡張させます。

  • (4) 確認造影

    ステントを血管内に留置したまま、バルーンを抜きます。ステントが入った部分の血管が広がったのが分かります。

薬剤溶出型ステント

ステントに塗布された薬剤が徐々に溶け出す「薬剤溶出型ステント」を植込むことで、血管が再び狭窄を起こすのを防ぎます。

  • バルーン拡張前
  • バルーン拡張中
  • バルーン抜去後

ロータブレーター療法

高速回転型アテレクトミー

高速回転型アテレクトミー

ダイヤモンドが先端についたドリルで硬くなった狭窄病変を広げます。

■お薬を服用するにあたって

  • ・ 2種類の抗血小板薬を術後、継続的に服用いただきます。服用期間等については主治医にご確認ください。*
  • ・ お薬を服用中に血液検査が必要になることがあります。
  • ・ お薬を飲んだことにより体調の変化を感じた場合は、主治医にお申し出ください。
お薬を服用するにあたって

* 日本循環器学会:「2020年 JCSガイドライン フォーカスアップデート版 冠動脈疾患患者における抗血栓療法」
https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/04/JCS2020_Kimura_Nakamura.pdf(2021年11月閲覧)