不整脈

カテーテルアブレーション治療 よくあるご質問

入院期間は?

心房細動では4泊5日もしくは3泊4日、発作性上室頻拍や心房粗動では2泊3日が一般的です。

費用は?

心房細動では250万円程度、発作性上室頻拍や心房粗動では150万円程度かかりますが、高額医療に対する還付制度があるため、自己負担として最終的に 10万円 前後( 所得額により異なります )です。入院費などは含まれないため、気になる方は各施設のソーシャルワーカーにご相談ください。

麻酔はするの?

発作性上室頻拍や心房粗動では基本的に局所麻酔のみで行われます。しかし、心房細動に対するカテーテルアブレーション治療は治療時間が長くなることがあり、痛みも伴うため、 局所麻酔 静脈麻酔(点滴による麻酔) を使用することが一般的です。全身麻酔でなくても、ほとんどの方が眠ってしまうため、気付いた時には治療は終わっています。心配な場合は、治療前に担当医に確認してください。麻酔による影響で、術後に気持ちが悪くなる場合があります。

尿の管は必要か?

カテーテルアブレーション治療中と術後を含めると、長時間の安静が求められます。その間トイレに歩いて行くことができず、寝た状態(臥位)での排尿が必要となります。臥位での排尿は困難で、たいていの方は尿の管が必要となります。尿の管を入れることに抵抗がある場合は、担当医にご相談ください。

安静時間はどれくらい?

疾患により異なりますが、 4~8時間 は絶対安静になります。カテーテルを挿入した方の足は動かせません。なんらかの抗凝固薬が投与されており、体動により容易に再出血をきたすからです。再出血した場合は翌朝までの長時間安静となることがあります。8時間後からは、ベッド上であれば、寝返りをしたり、足を曲げたりすることは可能となります。術後の歩行に関しては、施設により異なりますが、当日夕方以降もしくは翌朝になります。

大きな傷は残らない?

通常の手術と違ってメスで切開することはありません。シースという管を入れるだけですのでほとんどの場合、どこからカテーテルを入れたのか分からないくらいの小さな傷です。

なぜ抗凝固薬が必要なのか?(心房細動の場合)

心房細動とは、その名の通り心臓の上位に存在する心房が細かく震える病気です。心房内の血流がよどむことにより、血の塊(血栓)が形成されます。その血栓が血流にのって脳に流れると脳梗塞を発症します。抗凝固薬により血液をサラサラにすることで、血栓形成を阻止し、脳梗塞の発症を予防することができます。そのため、抗凝固薬は心房細動患者さんにとって必要となります。

治療後に抗凝固薬、抗不整脈薬を中止できるか?(心房細動の場合)

カテーテルアブレーション手術後に心房細動がないことを確認できた場合は、担当医と相談し、抗凝固薬を中止することができます。時期は施設により異なりますが、過去に脳梗塞を起こしたことがある患者さん、脳梗塞のリスクが高い患者さん(高いCHADS 2 スコア)や再発の可能性が高い患者さんは、抗凝固薬の継続を 推奨 しております。 現時点では一定の見解はなく、施設により内服期間が異なるため、必ず治療前に担当医に確認してください。 抗不整脈薬に関しては、症状が緩和し、心房細動が出現しないようであれば比較的早期に中止することは可能です。

経食道エコーは必要か?(心房細動の場合)

ガイドラインでも、治療前の経食道エコー検査は 推奨 されております。 それは、心房細動により、心臓内(とくに左心耳内)に血栓が形成される可能性があるからです。体表面からあてる一般的な心エコー検査では、心臓内の血栓を正確に確認することができません。心臓の裏(食道)からの方が心房までの距離が近く、他に構造物がないため鮮明に心臓内の血栓をくまなく確認することができます。また、血栓だけではなく、血流速度や心腔内の形状も把握することができるため、行うことが一般的です。

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