硝酸薬には薬剤耐性があると言われ、1日の中で8~12時間の休薬時間を設定することで硝酸薬の効果を持続することができるとの考え方もあります。しかし、狭心症(虚血性心疾患)の病態はさまざまであり、一律に昼貼って夜剥がすのが良いわけではありません。
狭心症、心筋梗塞(急性期を除く)、その他の虚血性心疾患
本剤は狭心症の発作寛解を目的とした治療には不適であるので、この目的のためには速効性の硝酸・亜硝酸エステル系薬剤を使用すること。
通常、成人に対し、1回1枚(硝酸イソソルビドとして40mg)を胸部、上腹部又は背部のいずれかに貼付する。貼付後24時間又は48時間ごとに貼りかえる。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
特に日本人に多いと言われる冠攣縮性狭心症では、夜間から朝方にかけて狭心症発作が起きやすいとされていますし、不安定狭心症では一定のパターンで狭心症発作が起こるとは限りません。患者さまそれぞれの病態にあった投与が必要です。硝酸薬テープは決して患者さまの判断で貼付スケジュールを変更せず、主治医の指示に従って貼付するようにご指導下さい。
効能・効果、用法・用量、禁忌を含む使用上の注意等詳細は添付文書等DIをご参照ください。