M-CSF〈macrophage colony stimulating factor、マクロファージコロニー刺激因子〉

M-CSFは骨髄幹細胞系のうち、特に単球-マクロファージ系の増殖・分化を誘導するサイトカインの一種である。M-CSFはヒトでは522個のアミノ酸より構成される2量体であり、460~483アミノ酸部で膜貫通しており、これより上部が切断されて可溶型M-CSFとなる。M-CSFの主な産生細胞は単球-マクロファージや線維芽細胞で、血管内皮細胞やヒト内胸動脈由来の平滑筋細胞からの分泌も証明されている。

M-CSFには単球-マクロファージ系の増殖・分化に加えて、単球に対する遊走作用、マクロファージの血管腔内への移動を阻害する作用があり、マクロファージの局所への集積に関与している可能性がある。また、動脈硬化の初期病変に認められるマクロファージの泡沫化に、促進的に働いている可能性も指摘されている。動脈硬化巣内においてM-CSFのmRNAが認められ、M-CSFの動脈硬化性病変形成における役割が注目を集めている。

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