血管新生〈angiogenesis〉

血管新生(angiogenesis)とは、「既存の血管から新しい血管を形成すること」である。同じく新しい血管を形成することを意味する脈管形成(vasculogenesis)は、「胎生期、すなわち胚子期初期にみられる中胚葉由来の血管芽細胞の分化」を意味しており、血管新生と区別される。

血管新生の過程は、「既存血管の内皮細胞に血管新生促進因子が作用する」→「内皮細胞周囲に存在する周皮細胞が内皮細胞から離れる」→「血管新生促進因子の刺激を受けた内皮細胞が、血管の基底膜を形成するコラーゲン線維や細胞外マトリックスを融解するさまざまなプロテアーゼを産生する」→「内皮細胞が遊走および増殖していくことにより新しい管腔を形成」→「形成された管腔を周皮細胞が取り囲むことによって新しい血管が完成」と理解されていた(図)。しかしながら、1997年Asaharaらが流血中に血管内皮前駆細胞(endotherial progenitor cell;EPC)が存在し、この細胞が血管新生を必要とする場所へ遊走および増殖し、血管新生が行われることを報告したことにより、Folkmannらが提唱してきたpre-existing endotherial cellからの血管新生という概念とは全く異なる概念が導入された。EPCを血管内皮細胞に分化させる因子としては、現在のところ血管内皮増殖因子(VEGF)が最も有力と考えられている。

血管新生

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