stunned myocardium〈気絶心筋〉

短期間の虚血が生じた後に壊死は存在しないにもかかわらず、心筋収縮力が低下した状態を心筋スタニングといい、そうした状態にある心筋をstunned myocardium(気絶心筋)という。気絶心筋では、エネルギー関連リン酸化合物の中で細胞内アデノシン三リン酸(ATP)量のみが低下するため、当初はATP量の低下が心筋収縮性の低下の機序と考えられたが、現在では虚血再灌流時のCa過負荷ならびにフリーラジカル産生がその原因と考えられている(図)。心筋スタニングの概念は当初実験的研究から生まれたが、近年臨床においても心筋梗塞急性期や冠動脈形成術後、開心術後、心臓移植術後で認められることが指摘され、その出現防止策が検討されている。

stunned myocardiumの発生機序

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