コラーゲン〈collagen〉/エラスチン〈elastin〉

コラーゲンとエラスチンは身体のほとんどすべての部分で間質・線維性構造の成分となっている。コラーゲンはその太さ・構造から計約20種、なかでも主に5つのサブタイプに分かれる。線維の構築様式は、さながら過飽和溶液から結晶が得られるのに類似している。コラーゲン線維を構成する最小単位の分子は、約1,000アミノ酸が(-Gly-X-Y-)nの配列で連なるポリ蛋白α鎖が3本〔Type-Ⅰコラーゲンではα1(Ⅰ)が2本とα2(Ⅰ)が1本、Type-Ⅱコラーゲンではα1(Ⅱ)が3本、TypeⅢコラーゲンではα1(Ⅲ)が3本など〕、縄のようにより合わさって螺旋をつくってプロコラーゲンとなり、そのN・C末端がそれぞれ切り落とされてできた強固な細長い構造物である。X・Yはその多くがプロリンあるいはヒドロキシプロリンであるが、他のアミノ酸が混在することによって、さまざまな高次構造に対応できるようになっている。コラーゲン線維が集合し、少しずつずれて配列すると、そのずれた末端と末端が架橋構造を形成し、線維束に成長していく。TypeⅣコラーゲンは一次構造が三次元であり、膜様構造物を形成する多くの場所で見出される。

一方、エラスチンは同様のリポ蛋白であるが、コラーゲンのように3つのより合わさった螺旋構造をとらず、すでに形成されたコラーゲンの間質組織内に線維芽細胞から緩徐に分泌され、線維間を共有結合により架橋し、線維束全体を緩やかにまとめて弾力性をもたせる役目を担う。よって、腱などではエラスチンはほとんど含まれず、一方大動脈壁では約20%もの含量がある。

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