6.皮膚刺激軽減への取り組み

皮膚のトラブルの原因は①貼付や剥離時の角質細胞剥離、②皮膚に対する物理的な刺激、③皮膚バリア機能の低下といわれています。

1 角質保護システム(Skin Protection System)®

角質保護システム

フランドル®テープでは皮膚刺激軽減のため、角質保護システム(Skin Protection System)®を開発し、採用しました。

用語解説

角質保護システム(Skin Protection System)®とは

粘着剤に軟化剤であるミリスチン酸イソプロピル(IPM)を添加し、粘着剤を網目構造にすることにより柔軟性を高め、皮膚に対する密着性を保持しながら皮膚刺激の要因とされる角質剥離の抑制を可能にした粘着システムです。


■ 角質保護システム(Skin Protection System)®の模式図

SPSの模式図

■ 角質剥離量と皮膚反応の相関性(ウサギ)

【方法】
ウサギに貼付したテープ剤を剥離後、角質細胞剥離量(付着した角質細胞を染色した)と紅斑の程度を評価した。

角質剥離量と皮膚反応の相関性(ウサギ)

木之下 隆士ほか. 診療と新薬. 30(4): 902-911.(1993)


■ 剥離後のテープ表面写真(ヒト前腕部内側、24時間貼付、×40倍)

【方法】
角質保護システム(Skin Protection System)®を採用したフランドルテープSと旧フランドルテープSをヒト前腕部内側に24時間貼付し、剥離したテープ剤に付着した角質細胞を染色し画像を解析した。

フランドルテープの角質細胞付着状況

フランドル®テープS*(角質細胞付着率:15.4%)


旧フランドルテープの角質細胞付着状況

旧フランドル®テープS(角質細胞付着率:92.8%)

木之下 隆士ほか. 診療と新薬. 30(4): 902-911.(1993)

2 フィット感の向上

フランドル®テープS*では角質保護システム(Skin Protection System)®により粘着剤の柔軟性が高まったことで、皮膚(角質層)との密着性(面での接着)が向上し、その結果、フィット感にも優れ、剥離力が低下することで、皮膚の角質剥離を最小限に抑えることが可能となりました。

■ 接触面積の比較

【方法】
染色液を塗布した研磨紙(#600)に試料片を密着させ、剥離後の試料の染色部分を画像解析により測定(顕微鏡写真)

フランドルテープSの接触面積

フランドル®テープS*
(接触面積 99.0%)

旧フランドルテープSの接触面積

旧フランドル®テープS
(接触面積 70.8%)

木村 邦彦, 田中修. 診療と新薬. 35(7): 644-649.(1998)


■ 剥離時の挙動

【方法】
貼付部位:ヒト前腕部内側 試料幅:12mm、剥離速度:100mm/min 剥離角度:180°

フランドルテープS剥離時の挙動

承認時評価資料


■ フランドル®テープS*を再貼付した時の粘着性

【方法】
健康成人男子6名に、フランドル®テープS*を同一部位および異なる部位に30分間4回繰り返して貼付したところ、再貼付時においても十分な粘着性を示し、使用時の貼り直しが可能であることを示した。

フランドルテープSを再貼付した時の粘着性

村島 正博ほか. 薬理と治療. 21(4): 1059-1066.(1993)


■ 再貼付後の血漿中ISDN濃度

【方法】
健康成人男子6名に、フランドル®テープS*を24時間貼付後、薬剤を剥がし、部位を変えて反対側の胸部にさらに24時間貼付し、血漿中ISDN濃度を測定したところ、再貼付後も安定した血漿中ISDN濃度の推移を示した。

フランドルテープS再貼付後の血漿中ISDN濃度

村島 正博ほか. 薬理と治療. 21(4): 1059-1066.(1993)


* 2006年12月に販売名が「フランドル®テープS」から、現在の「フランドル®テープ40mg」に変更されています。

「禁忌を含む使用上の注意」等につきましては、製品情報ページより添付文書等をご参照ください。

製品情報一覧

  • ア行
  • カ行
  • サ行
  • タ行
  • ナ行
  • ハ行
  • マ行
  • ヤ行
  • ラ行
  • ワ行
  • ビソノテープ製品特性ページ
  • ビソノテープQ&A
  • ビソノテープの貼り方説明書
  • フランドルテープQ&A