効果不十分な場合

■ 電気的除細動(DC)を施行する

本剤はDCによる除細動閾値を低下させるという報告がありますので、本剤の静注により不整脈が停止しない場合には、DCを施行してください。1)2)3)

■ 増量する

QTの延長度やVT/VFの再発状況などを見ながら随時増量や静注の追加を行います。維持静注の漸増は0.1mg/kg/hrずつ、単回静注の追加は0.05~0.2mg/kgとしてください。

QT=500msec、あるいはQTc=550msecに達すれば増量は中止します。

それでも頻拍が再発するときはQTcが最大限600msecに延長するまで漸増してください(CCUなど厳格な患者観察ができる環境下のみ)。

■ 他剤へ変更する

QTc>550msecでも効果不十分であればアミオダロンへの変更を考慮してください。

■ β遮断薬を併用する

洞頻脈や心房細動などのレートが高い状況がニフェカラントの効果を減弱させていると考えられる場合は、少量のβ遮断薬の併用を考慮してください(徐脈を誘発するとTdP発生の危険性が高くなるため)。

  • 1)Murakawa Y, et al.: JACC, 29(3), 688(1997)
  • 2)Murakawa Y, et al.: PACE, 21(10), 1901(1998)
  • 3)Murakawa Y, et al.: PACE, 22(3), 479(1999)
心不全の顕著な症例では、大動脈内バルーンパンピング法(IABP)や経皮的心肺補助装置(PCPS)などによる血行動態のサポートを考慮します。虚血性心疾患では可能な限り血行再建を行い、急性の虚血状態からの離脱を図ります。

栗田隆志, 他: 心電図, 29(1), 10(2009)より改変

効能・効果、用法・用量、警告・禁忌を含む使用上の注意等詳細は添付文書等DIをご参照ください。

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