Q14.心臓マークと薬の名前の表示

Q14.フランドルテープに心臓マークと薬の名前が表示されたのはなぜなの?

実際のコメント

Answer

医療事故防止や服薬指導上の混乱を避けるために、心臓病用貼り薬のフランドルテープと認識できるように、2003年8月から心臓マークと製品名の表示をいたしました。

  • 図1 表示される前後のフランドルテープの外観

    表示される前後のフランドルテープの外観
    • ●心臓用貼付剤の表示への検討項目
    • ●薬効(領域)マークおよび製品名表示による長所と短所
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心臓マークと製品名は、貼り薬がどの疾病領域の薬で製品名は何かを患者さまや医療従事者が認識することで、毎日の貼りかえや診療・服薬指導の確認、医療事故の防止に役立てるために表示しました。

■表1 薬効(領域)マークおよび製品名表示による長所と短所

薬効(領域)マークおよび製品名が表示されると便利
  • ○貼付の際、何の薬か確認できる
  • ○どこに貼ったか見つけやすい
  • ○患者さんの意識がない場合でも、病名が確認できる
  • ○AEDや除細動器を使用するような緊急時にも、テープを視覚的に確認しやすい
  • ○テープを貼る際に製剤の表裏がわかりやすい
薬効(領域)マークおよび製品名が表示されると都合が悪い
  • ●病気や薬を貼っていることを知られたくない場合(プライバシーの問題)
  • ●公衆浴場や温泉で入浴するときに目立つこと
  • ●プールに入る際に他人に気付かれてしまうこと
  • ●薄着の季節に貼っていて気になること

アンケート調査より集計分類

現在では、心臓病用薬・喘息用薬などを中心に、マークや製品名の表示が進んでおりますが、貼付中の薬剤(8領域40品目:2014年)をすべて識別できるまでには至っておりません。

■表2 全身用経皮吸収剤一覧(2014年現在)

適応領域 心臓病用薬 高血圧用薬 ホルモン補充用薬 喘息用薬 泌尿生殖器用薬 中枢神経用薬
有効成分 硝酸イソソルビド ニトログリセリン ビソプロロール エストラジオール ツロブテロール オキシブチニン塩酸塩 リバスチグミン ロチゴチン
適応疾患 虚血性心疾患 狭心症 本態性高血圧 更年期障害、卵巣欠落症状 気管支喘息、急・慢性気管支炎 過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿および切迫性尿失禁 軽度および中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制 パーキンソン病
レストレスレッグ症候群
用法用量 24~48時間/枚 1日/枚* 1日/枚 2日/枚
3~4日/枚
1日/枚 1日/枚 1日/枚 1~4枚/日、
1~3枚/日
発売開始年月 1984年
3月
1989年
3月
2013年
9月
1995年
9月
1998年
12月
2013年
5月
2011年
7月
2013年
2月
発売品目数 8品目 6品目 1品目 2品目 17品目 1品目 2品目 1品目

*ニトログリセリン経皮吸収剤には1日2回、12時間ごとに貼付する製剤もあります
適応、用法・用量等詳細は各製品添付文書をご参照下さい。

もっと詳しく知りたい方へ

アンケート調査での医療従事者・患者さまからのコメント

  • ハートマークが付いてから「心臓の薬」と納得している
  • 最近視力が落ちているのでハートマークが付いて取り外し忘れが無くなった
  • 透明のものがだんぜん良い。特に温泉など公共の場所ではシールは透明で目立たない事が大事。従来品に戻して欲しい!!
  • マークがついて恥ずかしいといわれた(50代)
  • セパレーターの方を貼る人がいなくなって良かった
  • 救急患者さまで意思疎通が困難な場合でも薬効マークなどの表示があると何を貼ってるか解って良い
  • 除細動器使用時に貼付剤を剥がすが、マークが入り見やすくなった事が良い

図1 表示される前後のフランドルテープの外観

表示される前後のフランドルテープの外観

効能・効果が異なる全身用経皮吸収剤が多数開発され、医療事故防止や服薬指導上の混乱を避けるために表示を検討しました。

心臓用貼付剤の表示への基本的な検討項目
  • (1)心臓マークを表示して心臓用貼付剤と判別できるようにする。
  • (2)製品名を表示して貼付剤を特定できるようにする。
  • (3)心臓マーク・製品名表示が患者さまのプライバシーを害さない色相。
に注目いたしました。

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