Q20.ビソノテープを他の降圧薬と併用できますか?

Q20.ビソノテープを他の降圧薬と併用できますか?

Answer

ビソノテープと他の降圧剤との併用は、相加的に降圧作用を増強させますので、注意が必要です。降圧作用を有する硝酸剤との併用にもご注意ください。定期的に血圧を測定した上で両剤の用量を調節するなどのご対応をお願いします。

また、カルシウム拮抗薬との併用では、降圧作用に加え心刺激生成・伝導抑制作用、陰性変力作用の相加的な増強により、徐脈房室ブロック洞房ブロック等があらわれることがあります。定期的に脈拍数測定、必要に応じ心電図検査を行い、異常が認められた場合には両剤の減量若しくは投与を中止してください。

■表1 ビソノテープの使用上の注意/相互作用/併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
交感神経系に対し抑制的に作用する薬剤

レセルピン等

過剰の交感神経抑制作用(徐脈、血圧低下等)があらわれることがある。
異常が認められた場合には両剤の減量若しくは投与を中止する。
相加的に作用(交感神経抑制作用)を増強させる。
血糖降下剤

インスリン製剤
トルブタミド等

血糖降下作用が増強することがある。また、低血糖症状(頻脈、発汗等)をマスクすることがある。
血糖値に注意し、異常が認められた場合には本剤の減量若しくは投与を中止する。
β2遮断により肝臓でのグリコーゲン分解が抑制される。また、低血糖時に分泌されるアドレナリンにより生じる低血糖症状をマスクする。
Ca拮抗剤

ベラパミル塩酸塩
ジルチアゼム塩酸塩等

徐脈、房室ブロック、洞房ブロック等があらわれることがある。
定期的に脈拍数を測定し、必要に応じて心電図検査を行い、異常が認められた場合には、両剤の減量若しくは投与を中止する。
相加的に作用(心刺激生成・伝導抑制作用、陰性変力作用、降圧作用)を増強させる。特にジギタリス製剤との3剤併用時には注意を要する。
ジギタリス製剤

ジゴキシン
メチルジゴキシン

徐脈、房室ブロック等があらわれることがある。
定期的に心電図検査を行い、異常が認められた場合には、両剤の減量若しくは投与を中止する。
相加的に作用(心刺激生成・伝導抑制作用)を増強させる。特にCa拮抗剤との3剤併用時には注意を要する。
クロニジン塩酸塩
グアナベンズ酢酸塩
クロニジン、グアナベンズ投与中止後のリバウンド現象(急激な血圧上昇)が増強することがある。
クロニジンを中止する場合は、あらかじめ本剤の投与中止等適切な処置を行う。
クロニジンを中止した場合、血中ノルアドレナリンが上昇する。β遮断剤と併用している場合、クロニジンの中止により、α作用が強調され、より急激な血圧上昇を起こす。グアナベンズも作用機序から同様な反応が予測される。
クラスⅠ抗不整脈剤

ジソピラミドリン酸塩
プロカインアミド塩酸塩
アジマリン等

クラスⅢ抗不整脈剤

アミオダロン塩酸塩

過度の心機能抑制(徐脈、低血圧等)があらわれることがある。
臨床症状を観察し、異常が認められた場合には本剤の減量若しくは投与を中止する。
相加的に作用(交感神経抑制作用)を増強させる。
非ステロイド性抗炎症剤

インドメタシン等

本剤の降圧作用が減弱することがある。 非ステロイド性抗炎症剤は、血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成・遊離を阻害する。
降圧作用を有する薬剤

降圧剤
硝酸剤

降圧作用が増強することがある。
定期的に血圧を測定し、両剤の用量を調節する。
相加的に作用(降圧作用)を増強させる。

ビソノテープ4mg・8mg添付文書より抜粋改編

詳細はビソノテープの製品情報をご参照ください。(添付文書等DIはこちら

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  • JSH2014改訂のポイント~β遮断薬を中心に~
  • 高血圧診療におけるβ遮断薬の役割~β1遮断貼付薬への期待~
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